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〇耳〇
音響性外傷 (おんきょうせいげいしょう)について




これは、僅かな経験則ですが、交通事故でも発症しています。
高速道路上で発生した20台以上のトラックや乗用車が巻き込まれた多重追突事故で、タンクローリー車が横転、爆発したときに、乗用車の運転者で経験しています。
このときは、耳鳴りが主症状で、12級相当が認定されています。
 
ロックコンサートなどの大音響や、爆発、銃声などを聞いた後で、聴こえが悪くなることがあります。
短期間の強大音に晒されたことで、聴力が落ちるもので、音響外傷と呼ばれています。
音響性外傷では、音源に近い方の耳だけに、難聴、耳鳴りが起こります。
 
軽いときは、1、2日で元に戻ることもありますが、そのまま難聴や耳鳴りを残すことがあります。
難聴は、早期に治療を開始するほど効果が得られ、時間が経過するほど、治りにくくなります。
なるべく早期に耳鼻咽喉科を受診することです。
急性音響性外傷では、早期のステロイド治療が有効です。
 
ロック歌手の氷室京介さん、53歳は、両耳難聴により引退宣言をしていますが、25年の長きにわたり、大音量の中で歌ってきた積み重ねで、騒音性難聴を発症したと、私は、想像しています。





音響性外傷による後遺障害のポイント
 
後遺障害として評価されるのは、交通事故に限られます。
多重衝突事故で、爆音などに晒され、耳が聞こえにくいと感じたときは、直ちに、耳鼻咽喉科を受診することです。多くは、早期のステロイド療法により、改善が得られています。
 
保険会社に確認すると、因果関係を疑い、受診を拒否する傾向です。
拒否されたことを理由に、受診を遅らせると、難聴などは進行し、改善が得られなくなります。
さらに、受診をしていなければ、因果関係が否定され、後遺障害の非該当とされます。
 
保険会社が拒否しても、症状があれば、健康保険で耳鼻咽喉科を受診することです。
であれば、治療効果も得られ、万が一、後遺障害を残したとしても、因果関係で非該当はありません。
 
どうしてか、「保険会社が治療費を負担してくれないので通院できなかった」
こんな後ろ向きの被害者が、相談会でも目立ちます。
症状があれば、受診、通院すべきであって、保険屋さんの回答で萎むなど、本末転倒です。


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