〇下肢・足趾〇
<足趾の骨折>ジョーンズ骨折、Jones骨折=第5中足骨々幹端部骨折
「ジョーンズ骨折」は、つま先立ちの姿勢で足を捻挫したときに、第5中足骨の基部に発症する骨折です。
この骨折は、サッカー、ラグビー、バスケットボールなど、走っている最中に方向転換をする際、前足部でブレーキをかけてひねる動作を繰り返すうちに、第5中足骨の後方端と骨幹部の境界辺りに物理的ストレスがたまって、徐々に疲労性の骨折を生じると考えられていますが、交通事故によっても生じることがあります。
ジョーンズ骨折は、骨折部の癒合が悪く、偽関節(骨折部の癒合不全)に陥りやすい骨折であり、やや難治性です。
骨癒合が不良のときは、低周波や超音波による骨癒合促進刺激を実施し経過観察となりますが、多くは、スクリュー固定が行われているようです。